晴れたらトリトル

バードウォッチングとカメラについて綴っています

#023 忍びの修行をはじめます【参考書:野鳥撮影入門】

 

 

バードウォッチングを始めて3ヵ月が経とうとしています。

この3ヵ月、天気の良い週末は早朝から野鳥の可愛い姿を求めて公園・河原・山・神社仏閣など色々なところへ出かけました。

コロナ禍ということもあり、どの場所も朝出発してお昼には自宅に戻って来られる範囲で楽しんでいます。地元愛も育って来ました。

早起きして近所の野山などを歩いてとても健康的。在宅勤務で鈍った体を週末にリセット出来ます。

ついでにペーパードライバーだった私もフィールドへ出かけるために運転を再開!

 

さて自分にとっては良いことばかりの探鳥ですが、鳥たちにとってはどうなんだろ?

 

本来なら一度バードウォッチングツアーなどでプロの方に正しい野鳥観察を教えていただければ良いのですが、このような事態が一年以上続き、まだまだツアー参加は難しい。

初心者の自分は参考書やインターネットなどで書かれているマナーを学びつつ探鳥を楽しんでいます。

“鳥たちを驚かさないような行動を”

フィールドマナーとして、どのサイトにも必ず書いてあることです。

もちろん私も心得ているつもりでした。

 

ところがですよ、今までの私の行動は鳥たちにとってはモンスター!恐怖の存在だったのである…

気づかせてくれた命の恩人は菅原さんです。

図解でわかる野鳥撮影入門/菅原貴徳

 

そう、こちらの昨日購入した電子書籍がすごく良い本でした。

著者 菅原さんの鳥に対する愛情が伝わってきました。最初はもっと上手く撮影できるようになりたいから、カメラの技術的なことを学ぼうと思って読んでいたのです。だから紙じゃなくて電子書籍で良いや〜と思った。

それが読み進めるうちに、鳥たちの生態へ興味がシフトしていくではありませんか。

行動パターンや何故そういう仕草をするのか。好きな食べ物や飛び方。他にもたっぷり野鳥のことが詳しく書かれています。

読み終わってわかりました。どんなにカメラの技術があっても野鳥のことを知らなければ良い野鳥写真は撮れないと。

 

自分の撮った写真を見返すと、鳥たちが私を警戒しているのがわかりました。ほんとにごめん。

 

こんなに細くなっちゃってるカワラヒワ

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可愛い可愛いと気に入っていたジョーのこの写真も私に警戒中っぽい…
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菅原先生、私は今日から忍者になります。気配を消し、鳥たちへストレスを与えない観察を目標に忍びの練習を進めます。

可愛い鳥たちが私の地元でのびのび暮らせるよう、嫌われないよう頑張ります!

 

誤解のないようにお伝えしますが、ちゃーんと撮影のコツも記載されています。撮影技術と野鳥の生態、そのバランスが見事な本だと思います。